小ヶ倉神社

長崎市小ヶ倉町2-21(平成24年8月18日)

東経129度51分04.46秒、北緯32度42分09.53秒に鎮座。

 この神社は小ヶ倉の漁港が望める小丘上に鎮座しています。入口の鳥居を潜ると谷桜記念碑と青年会創立碑が建立されており、境内へと続く長い石段が、かなりの急勾配を見せて木々の緑の間に造られています。境内に上がると参道は右にカーブしており、境内右奥に拝殿と石祠の本殿が建立されています。木々の間から小ヶ倉の漁港が見晴らせました。

 御祭神:大山祇大神
 祭礼日:11月3日
 由緒:無格社
(「長崎県神社庁公式サイト」より)

 小ヶ倉神社は小ヶ倉村の鎮守神としてお祀りされ、創建は不明ですが当初は大山祇神社と称し祭神は大山祇命で、本社は愛媛県今治市大三島町宮浦にあります。祭神は日本古来の神である大山積神で本来は山の神ですが、戦国時代に瀬戸内海を支配していた村上水軍が信仰したことから海上安全、海上守護の神ともなっています。また、一説には神奈川県の三浦半島を治めていた三浦氏の一族が茂木に移り、のちに深堀に入り深堀氏に性を代えるのですが、その際、守護神としていたのが大山祇神であったといわれています。そのため小ヶ倉村も深堀村に接するところから同じ祭神になったと考えられます。
(サイト「広助の『丸山歴史散歩』 」より)

社頭
入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
石段の参道
境内入口
境内の様子
入母屋造りの拝殿
石垣の上に建立されている石祠の本殿
石祠の本殿

青年会創立碑 大正10年(1921)谷桜関が力士になったことを
記念して建立された谷桜記念碑
忠魂碑 戦没者顕彰碑