生目(いきめ)八幡神社

長崎市脇岬町(平成24年8月18日)

東経129度48分46.16秒、北緯32度36分12.45秒に鎮座。

 この神社は二ノ岳(標高325.5m)東南麓、34号線から野母崎GCへと向かう道路の右側に鎮座しています。県別マップル道路地図には載っていますが、どの電子地図にも載ってはいません。
 道路脇の参道入口に鳥居が建立され、長崎鉄平石が敷かれた石段を上がって行くと、木立の奥が明るく開け、縦置きの狛犬がいる境内の入口が見えてきます。境内に入るとすぐ目の前に妻入りの拝殿が建立され、裏に回ると拝殿に繋がって本殿覆い屋。その後ろの境内に、奥の院と思われる石祠が覆い屋内に鎮座しています。ここには粘土?製と思われる面白い狛犬がいます。

 この社に案内は無く由緒などは不明ですが、御本社は宮崎県宮崎市大字生目にある生目神社で、御祭神は品陀和気命(応神天皇)と藤原景清公と思われます。

社頭
参道入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
板状節理によって出来た長崎鉄平石が敷き詰められた石段は、緩い角度を保ちつつ、暗い森の中を境内へと続いています。
境内入口
境内入口にいる平成生まれの岩狛さん
佐賀の岩狛さんとは石質も姿も全く異なります。現代の岩狛さんは、可愛さよりも逞しさを優先しているようです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(平成24年(2012)7月24日建立)
妻入りの拝殿
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿覆い屋
奥の院?境内と石祠覆い屋
生目八幡石祠と狛犬 石祠と狛犬
奥の院?を護る粘土?製狛犬
素焼きもしていない粘性の土で出来ているように見えます。阿は口中に玉を含み、逆立った鬣のユーモラスな表情の狛犬で、ド〜ンとお尻を落とした可愛い座り方をしています。素人が製作したような珍品です。
狛犬の拡大写真はこちらで