若宮神社

南島原市北有馬町甲90番地(平成24年8月19日)

東経130度13分34.01秒、北緯32度39分11.69秒に鎮座。

 この神社は北有馬町甲・平山公民館に隣接して鎮座しています。低い石組みがあるだけの開放的な神社で、周囲から社殿やらご神木など、社地内の全てが見渡せます。入口には燈籠二基と旗立台、鳥居が建立され、境内左に平山公民館と大きな楠。正面奥に入母屋造りの拝殿、弊殿、流造の本殿が建立されています。本殿の黄色い体に真っ赤な唇をした狛犬と象の木鼻が印象的です。

 御祭神:保食神(豊受比賣命)、大鷦鷯命(仁徳天皇) 天之熊大人命(唐土より招かれた畜産の祖)
 祭礼日:旧1月13日
 由緒:大陸文化の摂取により日本国の政治の基盤が立てられ 特に、農耕畜産の道を拓かれ、中国より、天之熊人と称せられた畜産の祖を迎えられ、国内に畜産の業を興された。
創立年代不詳。建保3年(1215)藤原経澄(有馬氏の祖)、農耕畜産の神として大和国、若宮より分霊を当地に奉斎せられ、旧正月13日の大祭には、島原半島をはじめ有馬氏の前任地、鹿児島県からも多数の参詣参集し、境内外は立市県下大祭の一に数えられ、今日に至る。

社頭
入口と明神鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿
本殿木鼻・狛犬と象

石祠 大乗妙典回國供養塔

ご神木・楠