南松浦郡新上五島町日島郷210 (令和4年11月12日)
東経128度58分01.51秒、北緯32度55分08.71秒に鎮座。
この神社は、日島の東部、人里を外れた海岸近くに鎮座しております。我々は偶然道を尋ねた御婦人に案内して戴き、参拝出来ましたが、案内が無ければ諦めていたかも知れません。五島人の優しさに感激!
御祭神 素盞男命・櫛稲田姫命
由緒
八坂神社は、祇園山の麓の谷間、海に向かってなだらかに開けた段丘の奥まった所に鎮座する神社で、「祇園宮」とも呼ばれていました。
社殿に上る階段のすぐ下に、石造りの鳥居があります。この鳥居正面の額束は「祇園宮」と彫られ、右の縦柱には「寛政十二庚申年十一月吉祥日」、左の縦柱には「奉寄進施主入江儀左衛門義信」(当時の代官)と銘が刻まれています。寛政12年(1800)に建てられたものですが、崩れ落ちることもなく今でも毅然として立っています。
昭和30年代まで、旧暦6月15日に祇園祭が行われていました。余興として芝居を興行する習わしがあり、一度でも怠ると祟りがあると信じられていました。
縁日には、五島の各地から見物客が船で詰め掛け、大いに賑わったそうです。社殿へはディアパーク内の遊歩道で行くことができるが、未舗装の山道を通って行きます。
新上五島町観光協会公式サイト より。
参道入口。扉が有り閉まっていますが、元通り閉めておけば開けてよいそうです。
二の扉。右手は宝篋印塔。左手が八坂神社。境内迄30分程。
釜崎宝篋印塔。教育委員会の解説はこちら。
海越しに見る若松島
参道
唯一の案内。しかし悪路が続きます。この先は余裕が無く写真が取れません。
暫く行くと樹間に社殿が見えて来ます。
一旦下り海岸に出ます。案内の方曰く「最近年寄ばかりになったので、祭の時はここ迄船で来る。」そうです。
境内
鳥居と拝殿
拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)
拝殿内部。案内の御婦人曰く、女の神様なので私達女は内陣には入れなかったですよ・・・。
本殿
境内。かつて鳥居前に舞殿があったようです。