若松神社

南松浦郡新上五島町若松郷296 (令和4年11月13日)

東経129度01分24.62秒、北緯32度53分15.59秒に鎮座。

この神社は、中通島の南部、若松港ターミナルの北北西250m程の辺り、若松郷の街外れに鎮座しております。

御祭神 天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神

由緒
往時(年代不詳ながら慶長年間ならんと云う)中通り島の海辺(佐尾鼻)に、人間の首7つを棹に貫いたまま漂流していたのを、通りかかった漁船が拾い上げ、神部のとある山に埋めた。以来その地を七ツ山と称えるようになった。当時の神部に居住した者の多くはキリシタンで不敬の行為が多く、そのため住民への祟りや危難が続出したので、村人たちは相談の上、神部に場所をかえて改葬し、七頭子宮(つもりこぐう)と称えねんごろに敬い祀ったので神威は大いに輝いた。そこで石司、瀧川原、間伏、有福、筒ノ浦、下筋(鵜ノ瀬)に分霊奉祀し村人の繁栄と安泰を祈った。
ところが神部七頭子宮ではキリシタン達により御神体を海中に投げ捨てるなど、不敬の行為があったので、元禄元年(1688)再び神威を汚れることを恐れた、近藤高嗣(若松神社宮司遠祖)と大工喜代助(日島新木氏遠祖)は村人と協議の上、神部七頭子宮を当地に遷座した。明治3年9月社号を若松神社と改称し、明治6年3神を合祀した。明治10年(877)3月村社に列せられ、大正14年(1952)神饌幣帛供進指定神社に指定せらる。
境内由緒書き より。

参道入口

一の鳥居

神額

参道

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和8年(1933)5月吉日建立)

本殿