奈良尾神社

南松浦郡新上五島町奈良尾郷332 (令和4年11月13日)

東経129度03分43.02秒、北緯32度50分11.35秒に鎮座。

 あこう通り南端に神社の入口はあり人の背丈ほどに積まれた石垣の間の参道を行くと、根っこが2股に分かれたアコウが参道を跨ぐような姿で聳えています。その樹間を通るときの圧倒的な存在感…鈍い私でさえその生命力に畏怖の念をいだき大きなパワーが体に染み込んでくるような不思議な感覚がありました。
 畏敬の念をいだきつつ境内に入ると直ぐ側に凛とした動物顔の狛犬がおり、拝殿前にも今にも侵入者に飛びかからんとする様な姿勢の強面の狛犬がいました。又境内は非常に綺麗に清掃されており気持ちの良い参拝ができました。

御祭神:国常立尊・瓊瓊杵尊・国狭槌尊・天忍穂耳尊・大己貴尊・惶根尊・伊弉冉尊
境内社:稲荷神社・八坂神社・事代主神社・大国主神社
例祭 :10月20日

奈良尾神社は慶長年間(1596〜1615)に紀州広浦(現在和歌山県広川町)の漁師達が鰹釣りの漁業基地として此の地に移り住んだ際、故郷の紀州七社権現の分霊を祀ったことが始まりとされている。
(「歴史的背景」より)

アコウの解説はこちら。

参道入口。神社前があこう通りとなっています。

参道。跨いでいるにがアコウ。

境内入口

境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和29年(1954)10月吉日建立)

本殿


稲荷神社

石祠

御神木のアコウ