海童神社

南松浦郡新上五島町有川郷426-6付近 (令和4年11月13日)

東経129度06分59.72秒、北緯32度59分00.40秒に鎮座。

この神社は、有川港多目的ターミナルのすぐ東側に鎮座しております。なんと鳥居がナガスクジラの顎骨で出来ていると言う神社です。境内の東には鯨見山なるものが在り、古くからの捕鯨の町であったようです。

御祭神 海童神・蛭子神

由緒
海童神社は、ナガスクジラの顎の骨でできた鳥居があることで知られ、捕鯨で栄えた有川を象徴する建築物です。 鳥居の高さは4m45p。地下の埋込み部分は75p。
昭和48年(1973)、東シナ海で捕獲された体長18.2mのナガスクジラの顎骨が使われています。 ここには、一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居という3対の顎骨と扇の形をした「ひれ」の鳥居がありましたが、腐食によって今はこの鳥居だけになっています。
この神社のある場所は、平成14年頃までは海に囲まれた応護島(おこじま)という小島でした。有川港ターミナル(平成16年完成)が新築される際に、島の周囲が埋め立てられ陸続きになりました。
応護島という島の名前から‘オコジマ様’と呼ばれ、登り口の鳥居には『海童神社』と書かれてあります。石段を登っていくと頂上付近に石の祠があり、恵比寿様(左)、龍神様(中央)が祀られています。昔は海童神社の拝殿があったようですが、明治24年に祖母君神社(うばぎみじんじゃ・中筋)に合祀されました。その後祖母君神社・天満神社・八幡神社が合祀され有川神社となり、現在、海童神は有川神社の祭神の一つとして祀られています。
新上五島町観光物産協会公式サイト より。

参道入口

神額

顎骨の二の鳥居

参道

境内

社殿

左右の脇社