有川神社

南松浦郡新上五島町有川郷1073-1 (令和4年11月13日)

東経129度07分27.53秒、北緯32度58分38.85秒に鎮座。

この神社は、新上五島町役場の東5km程の辺り、有川郷の街中に鎮座しております。神社の入り口に立つと 立派な自然石の社号標と灯籠、三基の鳥居が見えます。その鳥居の間にはこれ又三対の狛犬が…第一の狛犬は広島型ではありますが顔がやや威厳に満ちていて、私は此の地の石工さんが作られたんだろうなーと思いました。第二の狛犬はブロンズですが顔つきといい体の造りといい非常によく出来た秀品。第三の狛犬…これは変わっています。「構え」と言うよりは「やぁいらっしゃい お疲れでしょう?少し休んで行きなさい」とでも言われているような人懐こい感じがしました。こんな感じの子大好き。
 三の鳥居をくぐり石段を上がると境内に入りますが、境内はきれいに清掃され清潔感に満ち溢れています。そして正面拝殿の前にも厳つい狛犬と撫で牛さんがいました。そして何と拝殿内にも石の神殿狛犬さんがいます。その後方には流れ作りの本殿が建立され、境内社の山神社は蛙さんと鳩さんに見守られているようです。
 非常に整った感じの、清潔感と地域の方々の崇敬の気持ちが伝わる神社でした。

御祭神 伊邪那美神・菅原道真・譽田別神・外十三柱

由緒
昭和60年(1985年)に「祖母君」、「天満」、「八幡」三神社合同責任会議において、三社を合併することを決定し、天満神社の跡地である現在の位置に有川神社として建立し昭和62年(1987年)に遷座祭を行った。
有川地区の中心的な神社であり、鳥居や灯篭、石碑などは合併した各神社から集められている。
また、旧有川地区(鯛ノ浦を除く)には有川神楽が伝承されている。
新上五島町観光物産協会公式サイト より。

由緒
有川神社は、昭和六十二年(1987)多くの町民その他の奉賛により、現中筋公園にあった祖母君(うばぎみ)神社と現在の宮地にあった天満神社、浜公園にあった八幡神社の三社を合併し、有川郷総鎮守の神社として建てられました。  主な御祭神は 伊邪那美大神 素盞嗚神 海童神 菅原道真公 譽田別神 田霧姫神 で、そのご神徳も縁結び、疫病退散、学問・武術向上、海難防止、芸能・蓄財等、多岐多様にわたります。
境内由緒書きより

参道入口と一の鳥居

神額

参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和32年(1957)10月吉辰建立)

二の鳥居

参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

三の鳥居

参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和13年(1938)12月吉祥日建立)

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和34年(1959)1月吉辰建立)

拝殿前の牛

拝殿内部

拝殿奥の神殿狛犬狛犬

本殿


山神社鳥居

山神社石祠

山神社を護る蛙と鳩