青方神社

南松浦郡新上五島町青方郷1394 (令和4年11月14日)

東経129度04分18.90秒、北緯32度58分51.61秒に鎮座。

この神社は、新上五島町役場の西500m程の辺り、青方郷の街中に鎮座しております。
江戸時代までは六ヶ郷の総社的立場で青方家代々の厚い信仰を集めていたそうですが、今でもその面影は残り、町中にありながら城郭のような石積みが何段にも組まれ、大樹の多い閑静で厳かな雰囲気に包まれています。
入り口には此の地域では珍しく上に狛犬さんが乗る灯籠が建立され、又境内入り口には肥前鳥居のような重厚な感じの鳥居も建立されています。
大きな向拝付きの拝殿前には穏やかですが丁寧な彫りの質のいい狛犬が居り、拝殿内には暗くてよく映せなかったんですが上半身が逞しい神殿狛犬さんもいました。
その他境内には稲荷神社などの境内社がきちんと整備されています。

主祭神 大己貴命・国常立命・瓊々杵命・天忍穂耳命・惶根命・伊邪那美命・国狭槌命
境内社 八坂神社(文化4年(1807年)6月勧進)・多賀神社(文化10年(1813年)12月勧進)・稲荷神社(天保2年(1831年)9月勧進)

祭礼日 元旦祭(御膳部祭)(1月1日) 御夜起し(御神楽始祭)(1月2日) 事代主神社 三日恵比寿祭(1月3日) 稲荷神社例祭(1月8日) 山神社例祭(1月23日) 作付祭(6月中旬) 八坂神社例祭(祇園祭)(7月16、17日) 例大祭、御膳部祭(11月2、3日) 大祓式(12月31日) 春祭り(旧1月1日) 井堤川祭 (旧2月1日) 事代主神社例祭(旧8月15日) 月次祭(毎月1、15日)
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

由緒
創建の時期は明らかではないが、「青方神社明細帳」によると、寛弘2年(1005)に高麗船の侵寇があり、当時の領主清原氏はこの地に来て外敵降伏を祈願し敵を退け、同年8月、社宇を建立して大己貴命を祀ったことに始まるとされています。
祭神「大己貴命」は、山王山山頂にある雄嶽日枝神社の祭神と同じであり、『山王宮』と称されました。 その後、小値賀・浦部(中通島)両島の地頭職であった藤原尋覚が建久2年(1191)に社殿を造営し、尋覚の二男家高は青方を本拠地として、青方氏と名乗りました。
暦仁2年(1239)、青方家高は国常立命ほか5神を領内の総氏神としてあわせ祀りました。 明治になるまでは同村内の奈摩郷、網上郷、船崎郷、相河郷、北魚目村曽根郷の各神社は山王宮の末社とされ、旧六ヶ郷の総社的立場で青方家代々の厚い信仰を集めております。
明治4年(1871)、青方神社に改称され、村社に列せられ、昭和6年(1931)に郷社となり、昭和28年(1953)には宗教法人青方神社となりました。
秋の例大祭(11月2・3日)、夏の祇園祭(7月16・17日)には、県指定無形民俗文化財(昭和56年)に指定されている「上五島神楽」が奉納されます。
青方神社社叢(しゃそう)は、平成3年(1991)に町の天然記念物に指定されています。
新上五島町観光物産協会公式サイト より。

境内由緒書きはこちら。

参道入口

石燈籠狛犬

石燈籠上の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

二の鳥居

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和6年(1931)1月27日建立)

拝殿内部

拝殿正面

拝殿の神殿狛犬

本殿


稲荷神社・八坂神社鳥居

稲荷神社

八坂神社

山王宮

境内片隅に置かれた先代狛犬。

境内片隅に置かれた飛狛。

土俵