田原神社

諫早市小長井町田原97番地(平成24年8月20日)

東経130度09分59.27秒、北緯32度56分37.41秒に鎮座。

 この神社は小長井の市役所支所近くから、195号線で山茶花高原に向かっていくと、途中右側の田原溜池の中に鎮座しています。参道は溜池の北部に溜池を南北に分断する様な形で西から東に造られており、まるでミニ天橋立のように見えました。参道を行くと入口に鳥居が建立され、参道反対側は溜池に向かって石段が作られています。境内はそれほど広くはなく、拝殿、本殿が鳥居のすぐ目の前に建立されています。
 水を満々と湛えた田原溜池の景色は素晴らしく、湖面から吹く風の心地よさに暫し佇んでいた二人でした。

 御祭神:大戸辺命、大年命
 祭礼日:12月8日
 由緒:旧村社
(「長崎県神社庁公式サイト」より)

 田原地区は、壱万参、四千年前、縄文時代に住人が居たらしく、大宮良、弥次郎、小次郎川より遺跡が出土している。
 文治丙年(1186)田原村開拓がされ、永禄年間、溜池築造の為、社殿を北山弥次郎の景勝地に遷座した。
 その後、悪疫流行し、村民深くこれを畏れ、天正3年(1575)現地に、2百余坪を埋築して、一宇を建設して、遷座式を行った。
 今の社殿がこれで、昭和63年12月改築され、田原地区の氏神様である。
(境内案内板より)

田原溜池の中に鎮座する神社遠景
溜池を南北に分断する形の参道を北側から見る
社頭
境内入口
入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
入母屋造りの拝殿
本殿

拝殿前から振り返ると、鳥居を通して田原溜池の湖面が見えます。
鳥居前から田原溜池へと降りる石段が付けられています。昔は船で参拝していたのでしょうか?それとも禊ぎ用に使用していたのでしょうか?
水を満々と湛えた田原溜池