小江(おえ)神社

諫早市高来町下与430番地(平成24年8月20日)

東経130度07分00.43秒、北緯32度53分27.23秒に鎮座。

 この神社は小江駅の北東約300mに鎮座しています。入口に立つ一の鳥居を潜ると緩い石段の参道が二の鳥居迄続き、右手に見える開けた草原に殉国慰霊塔が祀られています。塔を囲む玉垣には全国的に見てもとても珍しい、上半身だけの狛犬が取り付けられています。
 境内へと続く十数段の石段を上がると三の鳥居が立ち、一面草に覆われた明るい境内の中央奥に、昭和15年生まれの堂々とした狛犬が護る唐破風付き入母屋造りの拝殿、弊殿、流造の本殿が建立されています。

 御祭神:伊邪那岐命、伊邪那美命、菅原道真、上津綿津見命、中津綿津見命、広津綿津見命、上筒男命、中筒男命、底筒男命
 祭礼日:10月17日
 由緒:旧村社
(「長崎県神社庁公式サイト」より)

社頭
入口に立つ一の鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子
石段下に立つ二の鳥居 鳥居に掛かる額
境内へと続く石段参道
境内入口に立つ三の鳥居
境内の様子
拝殿前、昭和15年生まれの堂々とした狛犬
この時代生まれの狛犬としてはにこやかな顔付きで、前脚が太くどっしりとした体格の狛犬です。鬣や臑毛の流れが軽やかで、ふんわりとした風の流れを感じます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和15年(1940)3月日建立)
唐破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿唐破風下彫刻・鶴
拝殿目貫彫刻・龍
拝殿木鼻・狛犬
拝殿内の様子
弊殿と流造の本殿

殉国慰霊塔
とても珍しい、殉国慰霊塔玉垣上にいる上半身だけの狛犬