熊野神社

諫早市津水町108 (平成24年8月17日)

東経130度01分02.26秒、北緯32度50分37.56秒に鎮座。

 この神社は西諫早駅の北北西約1kmに鎮座しています。神社は豊かな森の中にあり、参道途中に有る案内板にも「諫早市指定天然記念物・熊野神社の植物群」とあり、推定樹齢200〜300年の樫・椎などの暖地性の巨木が生い茂った下に自生しているシダ類の他に、シロミノマンリョウの自生はとくに珍しいとのことです。
 入口は石段。熊野神社の植物群の案内を見ながら尚も石段を上がって行くと、左手に熊野神社の鳥居、真っ直ぐ進むと「諫江八十八ヶ所霊場 八十七番札所 讃岐国 長尾寺」の境内へと進みます。まずは左手の熊野神社への参拝を済ませようと思ったら、鳥居にロープが張ってあり「落石注意危険」の張り紙。境内左側から恐る恐る拝殿前に進みます。境内右には社務所、中央の参道奥に入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立され、本殿後ろの崖際に石仏群が有りました。
 その後、赤い手すりの付いた石段を上ると、高台にある長尾寺境内に着き、弘法大師様にお詣りをしました。
 一つ疑問に思うのは鳥居に掛かっている「観世音」の額のことです。神仏混淆の時代に掲げられた物とは思いますが、如何なる由縁で今でも其のままにされているのか? 熊野十二所権現の本地仏で観音は、千手観音・十一面観音・如意輪観音・請観音がありますが、どの観音様なのか? 等、もしご存じの方が入らしたらご一報下さい。お願いします。

 御祭神:伊邪那伎命、伊邪那美命、大日己貴尊
 祭礼日:10月17日
 由緒:「長崎県神社庁公式サイト」では、旧社格は村社と記されていますが、勧請年月・縁起・沿革等については不明です。

社頭
参道入口
石段参道
境内入口
境内入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額「観世音」
境内の様子
境内右側に建つ社務所
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿
本殿裏側に置かれている石仏群


熊野神社の鳥居前の赤い手すりの付いた石段を上って行くと、
「諫江八十八ヶ所霊場 八十七番札所 讃岐国 長尾寺」の境内へと誘われます。