高天神社

諫早市高天町2340番(平成24年8月20日)

東経130度05分42.84秒、北緯32度52分26.68秒に鎮座。

 この神社はJR長崎本線の備前長田駅と小江駅の中間辺りに鎮座しています。一の鳥居は長崎本線の南に有り、大きな森を有する神社は約180m程北側に鎮座しています。なので参道を分断する形で長崎本線が通っているのです。
 神社の入口には「高皇産霊神社」の額を掲げる二の鳥居が立ち、石段を上がると燈籠や三の鳥居。またもや石段を上がると目の前がぱっと開け、明るい草原の奥に中の境内へと続く石段参道が見えます。中の境内には茅の輪が置かれ、石段を上がるとやっと社殿が建つ上の境内に辿り着きます。ここには格好いい舟形水鉢があり、狛犬が二対、拝殿・本殿を護っています。

 御祭神:皇産霊神、天照大神
 祭礼日:10月第二日曜日・おくんち
 由緒:旧村社
(「長崎県神社庁公式サイト」より)

 1610年頃、当時の東長田村大戸尾(現在の諫早市高来町深海)の海辺の巨石(現存する)に、霊験あらたかな御神鏡が浮かび上がり、高皇産霊神と記されていたことから、諫早藩主に守護され、この地を高天宮とかまえて奉祀された。寛文5年(1665年)東長田の産土神として現在地に遷座された。神社の屋根瓦には、諫早藩(領)の御紋(昇り藤)が刻まれている。また、天照大神は皇祖神として合祀されたものと思われる。
 以降、東長田村の総鎮守として、土地守護、五穀豊穣、家内安全、無病息災、厄除けを司る神社として祀られている。また、高天神社の「高天」は、高皇産霊神が住まわれる、天津国の高天原によるものと思われる。
 天明6年(1786年)神殿を改築したが、さらに200年経って老朽化したため、昭和57年(1982年)7町の氏子が2350万円の浄財を出し、総ヒノキ造り132平方mの神殿を再建した。(神社由来書きより)
(サイト「長崎の神々の社を訪ねて」より抜粋)

神社の入口からJR長崎本線を挟んで約180m程南に立つ一の明神鳥居 鳥居に掛かる額
田園風景の中を、参道は北に向かって続きます。
参道の丁度中間辺りを突っ切るように、JR長崎本線が通っています。
神社入口
入口に立つ二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
「高皇産霊神社」
境内へと続く石段の参道
参道の様子
三の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
石段参道
広々と明るい下の境内
中の境内へと続く石段参道
中の境内入口に立つ四の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
中の境内に作られた茅の輪
上の境内へと上がる石段参道
参道の様子
上の境内の様子
上の境内奥にいる昭和12年生まれの狛犬
にこやかに向き合っている、やや太めのどっしりとした体格の、おおらかそうな子達です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和12年(1937)10月建立)
格好いい舟形水鉢
拝殿前、昭和50年生まれの狛犬
陶器製の狛犬で、吽には長い角が生えています。鎧を着けたような胸元が格好いいですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和50年(1975)11月建立)
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
本殿

御大典記念碑 頌徳碑

ご神木

石段参道から入口を振り返る