平松神社

諫早市本明町古城1050(平成24年8月17日)

東経130度01分54.77秒、北緯32度52分15.40秒に鎮座。

 この神社は上諫早小学校の北西約1.3kmに鎮座しています。道路脇に石垣が組まれ、石段を十数段上がると「平松社」の額が掛かった鳥居が建立されています。その後は平地と石段の参道が続き、境内にあがると正面に大きな拝殿が建ち、その後ろに流造の本殿が建立されています。又、本殿左には諫江八十八ヶ所霊場の第五番札所・阿波国地蔵寺や石祠、五輪塔群等が並び、興味深く拝見させていただきました。
 諫早地区では最古の創建のお社だそうですが、とても清々しい雰囲気の神社でした。

 御祭神:伊邪那岐尊、伊邪那美尊
 祭礼日:10月21日
 由緒:創建 和銅元年8月
由緒 今から約1300年前の和銅元年の創建と伝えられています。『諫早市史』には、「小祠を建て、産土神をお祭りしたことに始まります。古老の伝説によれば、この地は諫早でははじめに開墾された土地で、民家が数戸であった時に本社を創建し、人口の増加にしたがって社地を広め、社殿を増築しました。旧記録は発見されていませんが、破片となった石片にも証拠とするものがあります。」と記され、古くより稲作農耕の最適地として周辺が耕作され、土地の守り神として産土神が祭られたことが想定されます。
沿革 和銅 元年8月 創建される
   明治  7年2月 正殿・神楽殿・拝殿再建される
   明治  7年5月 村社に列せられる
   明治 41年4月 正殿・神楽殿・拝殿改築される
   明治 41年2月 正遷宮式執行し、創建1200年祭執行される
   昭和 63年9月 正殿・神楽殿・拝殿大改修される
   平成 20年9月 創建1300年祭執行される
祭典 秋の例祭と祈年祭、新嘗祭

社頭
神社入口
入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額「平松社」
参道の様子
石段参道
境内入口
境内前面の様子
入母屋造りの拝殿 正面と側面から
拝殿屋根上にいる飛び狛さん
拝殿内の様子
流造の本殿

石祠と五輪塔群 諫江八十八ヶ所霊場の第五番札所・阿波国地蔵寺
ご神木・楠