阿蘇神社

諫早市多良見町化屋862(平成24年8月17日)

東経129度59分11.94秒、北緯32度49分36.00秒に鎮座。

 この神社は喜々津駅の南西約300m、34号線脇に入口があります。
 入口には磐座のように注連縄が掛けられた立石があり、一の鳥居が建立されています。社地はグルッと玉垣が張り巡らされ、参道途中に立つ二と三の鳥居には由来や建立の説明が付けられています。境内は明るく切り開かれ、土俵が設えられています。参道脇には参拝者を優しく見守る狛犬がおり、最期の石段を上がると、入母屋造りの拝殿・流造の本殿が綺麗な白壁の姿を見せて建立されています。又、社殿周囲には忠魂碑等の石祠が見られます。

 御祭神:健磐龍命
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、1月3日元始祭、2月3日・節分祭・火焼神事・豆撒き行事、2月11日・紀元祭(喜々津邦楽愛好会による尺八奉奏)、6月下旬・田祈祷祭、9月第二日曜・穂上祭 奉納相撲大会、10月15日・例大祭 ・ (御神幸)、10月下旬・喜々津地区戦没者慰霊祭、10月29日・御通夜祭、11月15日・七五三祭、11月23日・新嘗祭、12月23日・天長祭、12月31日 大祓式 除夜祭
 由緒:当神社は天文甲午年(1534)仲秋9月、当時の領主西郷石見守が喜々津の総鎮守として熊本県一ノ宮の阿蘇神社より御分霊を勧請、囲の地に祠を建立して祀られました。以来武将は国土守護の軍神として、農民は農耕の神として崇敬を寄せました。
 寛永甲子年(1624)正法寺の第二代住職の傳譽上人は阿蘇神社との縁も深く、氏子と協力して現在の地に社殿を建立して神様をお遷しいたしました。これ以後この地を「阿蘇ノ島」と言います。
 文禄2年(1539)関白豊臣秀吉が阿蘇大明神の御神託を請け大いに喜び、喜聞津と名付けられました 後世之が訛って喜々津となったと伝えられます。
 明治7年5月村社に列せられました。

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社頭
入口に建つ一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子

二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額「阿蘇大明神」
石段参道と境内入口
三の台輪鳥居 鳥居に掛かる額「阿蘇社」
境内の様子
土俵
参道の様子
参道脇で参拝者を見守る狛犬
阿は玉取、吽は子取りの、のんびりとした面構えの狛犬達です。鬣や尾の毛の流れがスムーズで綺麗です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和10年(1935)10月吉辰日建立)
社殿の建つ上の境内へと続く石段の参道
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
本殿

御鎮座450年祭記念碑 忠魂碑
昭徳表忠碑
ご神木