月読神社

壱岐市芦辺町国分東触464 (令和5年3月30日)

東経129度43分33.49秒、北緯33度47分46.97秒に鎮座。

この神社は、壱岐市役所の北東7km程の辺り、国分東触の街外れに鎮座しております。

御祭神 月夜見尊・月弓尊・月讀尊

由緒
月読尊の御事については、古事記の上巻に、伊邪那郡岐命・伊邪那美命の二柱の御親神が、天照大御神をお生みになられ、次に月読尊をお生みになられたと表されてあります。
また、日本書紀には、「すでに大八州国(日本)及び山川草木を生むことが出来た、何ぞ天下(あめのした)の主君(きみたるもの)を生まざらむ」といわれて、
是に天照大御神をお生みになられ、次に月読尊をお生みになられたと記されたあり。
また一書には日に並ぶともあります。即ち天照大御神及び月弓尊を並びに是、質性明麗し。故、天地に照し臨ましむ。
天照大御神のご神徳はその光華明彩(ひかりうるわしいこと)六合に照り徹るほどでございますと太陽にたとえて表されておりますので、 月読尊の御威徳は、それに次ぐものとして、月になぞらえておたたえしたものと拝されます。
太陽、月、大地、自然と共に神は存在されておられると言う事(アニミズム)を壱岐の祖先は熟知され月が万物(すべて)に利益を与 えるごとく邪心(よこしまなこころ)が無く玄徳、最も奥深い徳を極められていたようです。
壱岐の県主の先祖「忍見宿祢(おしみのすくね)」が西暦487年月読神社を分霊して壱岐から京都に祭りに行かれた。
忍見宿祢により、古神道が中央に根ずく事になったとされております。つまり、壱岐島が古神道の発祥の地といわれております。
京都、洛西、松尾大社の横に月読神社はあり。伊勢神宮の内宮に月読宮、また外宮に月夜見神社があります。壱岐島の月読神社が全国の月読神社の「元宮」とされております。
境内由緒書き より。

参道入口

参道

拝殿

境内入口の狛犬

拝殿内部

本殿覆屋