白鳥(しらとり)神社

五島市玉之浦町玉之浦1629 (令和4年11月11日)

東経128度37分22.14秒、北緯32度37分31.33秒に鎮座。

この神社は、福江島西部、玉之浦湾に面して建立されており、海上から船で直接参拝する事ができるようです。
 私たちは車での参拝だったのですが、それでも鳥居を潜って振り返って見た玉之浦湾の海の色や島々の様子は『絶景かな!』という形容が相応しい景色でした。
 この社も福江地区の巌立神社、五社神社、八幡神社と並んで『五島四社』と呼ばれ、地域の人々の崇敬厚い神社ですが、神社の歴史も古く五島では五社神社に次ぐ2番目に古い神社です。

御祭神 日本武尊

由緒
白鳥神社は698(文武2)年に日本武尊を祭神として創祀された。あるとき1羽の白鳥が飛来した際、当地の石の祠に姿を隠し、それを見ていた宮守が、その晩に白鳥が枕元に現れ、「吾こそ神の化身なり」とのお告げを聞いたという。後日村人に一連の話をするといたく感動し、それ以来当地を「白鳥宮」と尊称したといわれる。なお、海に望む現在の大鳥居は1691(元禄4)年に五島藩5代目藩主五島盛暢が寄進したものである。古くは804(延暦23)年に遣唐使と共に旅立つ最澄が参詣したと伝わり、1889(明治21)年には伊藤博文も玉之浦湾巡視の際に参詣している。
なお、毎年9月中旬に行われる例大祭では、初日に神輿が神社の前の浜より御座船に乗船し、対岸の井持に上陸し、町中を練り歩いた後お旅所に入り、神事が執り行われ、翌日には神楽が奉納される。3日目に再度町を練り歩いた後、再び海を渡り神社に還御して例大祭は終了する。また神社裏手に広がる社叢は、スダジイを主木とする自然林が良く保存されており、県指定天然記念物に指定されている。
境内由緒書き より。

社号標と一の鳥居

石段と二の鳥居

石垣左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(大正8年(1919)2月吉日建立)

拝殿内部

本殿


石祠

玉之浦湾