生島足島神社

上田市下之郷中池西701(平成23年8月21日)

東経138度13分16.66秒、北緯36度21分25.66秒に鎮座。

 この神社は上田交通別所線・下之郷駅の南約300m、65号線に面して東参道入口があります。
 東参道入口には大きな「式内大社 日本中央 生島足島神社」の案内板が立ち、「國幣中社 生島足島神社」と彫られた社号標を右に見ながら朱の両部鳥居を潜ると、左に神池が見えその奥には御本社が建立されている神島が見えます。
 東御門を入ると左手に石の神橋があり、その奥に綺麗な屋根付きの神橋が架かっていますが、こちらは一般人の通行は禁止されています。勿論私達は石の神橋を渡り、神島の御本社(上宮)境内に入りました。境内には又々「日本中央 生島足島神社」の社号標が立ち、「神島・大八洲御魂霊地」の立て札がありまます。これは日本列島そのものの御魂霊地という意味だそうですよ、凄いですね。又、境内右手には注連縄が掛けられた磐座 磐境が置かれています。
 中央の拝殿は大きな入母屋造りの社殿で、奥の透かし塀内に流造の御本殿屋根が見えます。御本殿内殿の土間がご神体で、その土間の大地が御霊代とされている珍しい神社です。又、神島内には子安社、十三社も祀られています。
 この御本社と向かい合う形で建立されているのが摂社:諏訪神社(下宮)で、門も社殿も県宝に指定されています。この社のご神木が推定樹齢800〜1200年のご神木・夫婦欅で、祠の中には自然に出来た男神・女神が祀られています。又、透かし塀内には通称「いぼ石」と呼ばれる磐境があります。
 その他境内周囲には八幡社、荒魂社、秋葉社等が祀られ、県宝・歌舞伎舞台や火除けのご神木・火除欅、上社下社日本ずつの御柱など見所が満載です。
 式内大社、旧國幣中社とのことですが、古社独特の雰囲気が漂う、素晴らしい神社で、寅年と申年の7年目ごとの4月に行われる「御柱大祭」が有名です。

 主祭神:生島大神、足島大神、御祭神:諏訪上下大神、天照皇大神、豊受大神、八幡大神、春日大神、大名牟智大神、少彦名大神、須佐之男大神、鹿島大神、香取大神、加茂上下大神、白山比賣大神、十三社大神、子安大神、秋葉大神、天神地祓八百萬大神
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、1月8日・荒魂社例祭、1月14日・御筒粥ト神事、1月15日・御筒粥卜奉告祭(蟇目鳴弦蛙狩神事)、2月3日・節分追儺祭、2月11日・紀元節祭 神位祭、2月18日・祈年祭、3月16日・秋葉社例祭、4月18日 ・諏訪様還座祭(御移神事)、4月19日・御本社春季祭 諏訪社例祭、5月10日 ・山宮社例祭、6月25日・御歳代田作、6月30日 ・大祓式 (夏越の祓) 、7月最終日曜日・祗園祭、翌日・御歳代植苗祭(御田植神事)、9月1日・田面神事、9月15日・八幡社例祭 、9月19日・御本社例祭 、11月1日・上神井祭 下神井祭、11月3日 ・御移神事、11月3日〜翌年4月・御籠祭、11月4日・子安社例祭、11月23日・新嘗祭、12月25日・十三社例祭、12月31日・除夜祭 大祓式
 境内社:諏訪社、八幡社、子安社、十三社、荒魂社、秋葉社、山宮社、御旅所社、御歳代御仮殿
 由緒:大古より大八州の御霊として祀られ日本総鎮守と仰がれこの古社で昔建御名方命が諏訪の地に下降される途すがら、この地に御留りになり、二柱の大神に奉仕、米粥を煮て献ぜられたと伝えられ、その古事は今も御籠祭と云う神事に伝えられている。
 御本殿には床板が無く、土間の大地が御霊代とされている。

「生島足島神社公式サイト」はこちら


社頭

境内案内図

東参道入口 「式内大社 日本中央
生島足島神社」
東参道入口に立つ両部鳥居 社号標「國幣中社
生島足島神社」
東参道の様子
東御門
神池に囲まれ、老樹の生い茂る静かで荘厳な佇まいの、御本社が建立されている神島
この池を巡らせて神域とされる島をつくる様子は「池心の宮園池」と称され、
出雲式園池の面影を残す、日本でも最古の形式の一つとされるものです。
屋根付きの神橋 正面と側面斜めから
御本社境内の様子 御本社境内に立つ社号標
「日本中央 生島足島神社」
御本社拝殿に掛かる神名の額
生島大神、足島大神、諏訪上下大神、天照皇大神、豊受大神、八幡大神、春日大神、大名牟智大神、少彦名大神、須佐之男大神、鹿島大神、香取大神、加茂上下大神、白山比賣大神、十三社大神、子安大神、秋葉大神、天神地祓八百萬大神
御本社(上宮)拝殿
御本社拝殿内の様子
御本社(上宮)本殿 塀外と拝殿から正面を望む
御扉の奥には御室と呼ばれる県宝・内殿(室町期建立)があり、内殿には床板がなく大地そのものが御神体(御霊代)として祀られています。
御本社境内右の磐座 磐境
神池

摂社

御本社と向かい合う形で建立されている摂社:諏訪神社(下宮)の参道
県宝・諏訪神社(下宮)神門と額
県宝・諏訪神社(下宮)社殿
諏訪神社(下宮)磐境「いぼ石」 歌碑
うごきなき 宮居をしめす 石なれば 神もここにや みたらしの水
推定樹齢800〜1200年のご神木・夫婦欅
祠の中には自然に出来た男神・女神が祀られています。

十三社
子安社
御歳代御仮殿
八幡社
秋葉社
荒魂社
下神井様

上ノ宮一之柱 上ノ宮二之柱 下ノ宮一之柱 下ノ宮二之柱
 

県宝・歌舞伎舞台
武田信玄が必勝を祈った願文などの古文書が展示されています。
神楽殿
火除けのご神木・火除欅
 
東御門内のご神木・大欅
御本社境内左側、神池に張り出すように聳えるご神木
屋根付き神橋右手参道脇に聳えるご神木
絵馬

西御門
西参道入口に立つ両部鳥居