別所神社

上田市別所温泉2338(平成23年8月21日)

東経138度9分34.22秒、北緯36度21分3.28秒に鎮座。

 この神社は上田電鉄別所線の終点・別所温泉に鎮座しています。
 別所温泉駅から西に約500m、観光客が行き交う常楽寺参道の脇に神社の参道入口があり、「本朝縁結大神」の額が掛かった木製の鳥居が建立されています。小さな神橋を渡り、杉並木の急坂を100m程登ると、石段参道がありその上が境内となっています。
 境内に上がるとまず目に付くのが、右手に配された大きな神楽殿です。切妻造の大型の建物で、前面の壁が無く、左右に楽士達の控え所の様な建物が付き、背後の壁は一部が開け放たれて、そこから塩田平・別所温泉の町並みが良く見えました。
 その神楽殿の奥に唐破風付き入母屋造りの拝殿と、塀内に市指定文化財・一間社隅木入春日造の本殿が建立されています。本殿には精巧な彫刻が施されているのですが、この日はあいにくの雨模様、暗くて写真撮影は出来ませんでした。再度この地域に来たときのお楽しみ…に残しておきましょう。その社殿両脇には24社の石祠の末社が祀られています。
 又、境内の左手に小道が続きます。登って行くと、皇大神宮他もう一社の境内社が祀られていました。
 ここは塩田平や浅間山が一望できる小丘上、お近くにいらして天気の良い日には、散歩がてらお出かけになるのに、丁度良い距離と高度差にある神社かも知れません。

 御祭神:熊野大神
 祭礼日:7月第三日曜日
 境内社:皇大神宮、大沢社、大岩社、北山社、大峯社、鼎社、雨宮社、下宮社、愛宕社、水沢社、角宮社、廣田社、八幡社、諏訪社、日月社、山祇社、伊鹿社、香取社、熊野社、藤田社 他
 由緒:往古は熊野社と呼ばれており、和歌山の熊野本宮大社から分祀されたと伝えられています。
 後の時代に、本殿背面に祀られた「男石、女石、子種石」から、縁結びの御利益があると言われる様になり、参道入口に立つ鳥居にも「本朝縁結大神」と掲げられています。
 明治11年 現社名に改称されました。

参道入口
参道入口に立つ木製鳥居 鳥居に掛かる額
「本朝縁結大神」
神橋
狛犬と参道の様子
参道両脇に聳え立つご神木
坂道の参道
石段参道
境内入口
境内の様子
拝殿

市指定文化財・一間社隅木入春日造の本殿
本殿背面に祀られる「男石、女石、子種石」
社殿左側の末社群
大沢社、大岩社、北山社、大峯社、鼎社、雨宮社、下宮社、?、愛宕社、水沢社、?、角宮社
社殿右側の末社群
廣田社、八幡社、?、諏訪社、日月社、山祇社、伊鹿社、香取社、熊野社、?、藤田社、?
神楽殿?舞台?
上記建物内に祀られる末社

境内から左に上がったところに鎮座する境内社
境内から左に上がったところに鎮座する皇大神宮
神楽殿から望む塩田平