片桐神社

下伊那郡松川町上片桐 (平成23年9月11日)

東経137度53分16.2秒、北緯35度37分0.41秒に鎮座。

この神社は、JR飯田線・上片桐駅の北東100m程の辺り、駅前と言っても良い所です。しかし町並みは西側に広がっているようで、神社周辺は町外れと言った雰囲気です。そんな駅近くの高台に鎮座しております。

下伊那郡松川町にある神社です。
町谷の山付け、秋葉山に所在しています。
大正2年(1913)10月、旧片桐町の各所に祭祀してあった神社を合併し秋葉神のうちに祀ったのが現在の片桐神社です。
片桐神社に祀られる神のうち、栗島神社はこの地方には類例が少ないです。
本社は和歌山県に鎮座する延喜式所載の古社淡島神社で、祭神は俗に栗島大明神という女躰の神といわれています。
これが女の守り神様として知られ、この分霊を厨司に祀って諸国を放浪して歩く願人(がんじん)を多く生じました。
伊那街道宿場町としての片桐町にも、こうした宗教者の従来は盛んであったものとみられ、このために女人擁護の信仰から転じて婦人病に効験ある神として祀られるようになったものと解されています。
神社内の庚申塔は元禄8年(1695)の記銘があり、松川町で最も古い供養で、この地域では最古に属する貴重なものです。
先の栗島様同様、片桐町という環境の中、庶民信仰文化の先取りがなされたことを示す貴重な文化資料です
観光ポータルサイト「ぶらっぷ」 より

神社遠景

参道入口

参道

鳥居と社額

参道

拝殿。額は「寶殊賜義家?」

本殿覆屋

本殿


末社

道祖神・二十三夜塔

庚申塔 石仏