岡谷総郷神社

岡谷市山手町3(平成17年4月29日)

この神社は岡谷市の北西丘陵地に建てられた新興住宅地に隣接して鎮座しています。『総郷って惣社・総社とどう違うのかしら?』と思い分りづらい住宅地内をウロウロと探し回り斜面奥に見えた鳥居を頼りにやっと辿り着いたのでした。其処にはこの神社が勧請された経緯についてこう書かれています。『総郷林は村持山といわれ村民総意で管理維持してきましたが、第二次大戦により多数が伐採され、更に戦後の農地改革により林野が強制買収されるなど、多大の犠牲を払いました。ここ岡谷六ヶ区では不屈の努力により今日有る総郷林の基盤を築いてきました。ここに総郷林の守護神として地神、海神、日本総鎮守と称せられる愛媛県大三島に鎮座まします大山祇神社から御分霊を勧請して、総郷林甲山地籍に岡谷総郷神社を創建し、総郷林の育成繁栄を祈願します。』この様に護られてきた里山でしたが今般の宅地化の波には抗えなかったのか、神社の元々の参道は道路により削られ、下半分はコンクリートの土手になり脇道が造られていました。

道路で削られ登り口がない表参道

左脇から続く裏参道

もうすぐ境内です

境内入口。ここにも御柱が
しっかり立っています。

石の社殿と御柱