上下浜御社宮司(みしゃぐち)神社

岡谷市湖畔1(平成17年4月30日)

この神社は地図に記載されて居らず、その存在は東堀正八幡宮の地域地図により知りました。「何て読むのかしらね〜」などといいながら参拝しましたが道路を挟んで二つの社殿があるので、上浜と下浜の御社宮司神社を纏めてこう呼ぶのだと言うことが分りました。現在では御祭神が健御名方神となっていますが、そもそもミシャグチ神とは自然界の森羅万象に宿る精霊といわれ諏訪湖の土着神でした。古くはモレヤ神が木石の神、チカト神が狩猟の神、ソソウ神が蛇神などとして、別々の神格として祀られていましたが、それが次第にミシャグチに集合されていったと考えられています。現在は神格として、蛇神(山神)兼、狩猟神となり、今でも諏訪大社の祭政体はミシャグチ神という樹や笹や石や生神・大祝に降りてくる精霊を中心に営まれています。(神奈備にようこそより抜粋させて頂きました)夫曰く「要するにドミノ倒しの様に出雲から逃れた健御名方神が、土着の神々をあるいは倒し、あるいは手を結び、あるいは追い出し、または閉じこめてこの諏訪の地に落ち着いたっていうことだよな」・・・そうかも知れません。

(昭和37年10月建立)

境内入口

鈴しょうわ狛犬

拝殿

こけら葺きの屋根、至る所に
彫刻が施されている本殿

唐破風の軒下に彫ってある鷲と龍

同じく狛犬

拝殿の縁の下に彫ってある狛犬の親子と牡丹。見事な出来映えです。

ここの木鼻は龍です。繊細な彫りに感銘を受けました。

上記の神社と道路を挟んだ
浜公園内の御社宮司神社

弊拝殿

格子戸の奥に社殿

境内の片隅には沢山の石仏様