白髯神社

長野市鬼無里日影4957(平成19年9月23日)

 この神社は鬼無里の中心地から36号線で裾花川を渡り、西南に位置する祖山地区に鎮座しています。道路脇に社号標が建ち、そこから100m程進むと、豊かな鎮守の杜の中に神社はあります。石垣が組まれた上に玉垣が作られ鳥居が建ち、その鳥居を潜ると参道は石段となります。境内は正面に赤い屋根の妻入唐破風つきの拝殿が建ち、重要文化財の本殿は、コンクリートの頑丈な鞘堂に入り見ることは出来ませんが、拝殿に写真が掲げられています。

 御祭神:猿田彦命
 例祭日:春大祭・5月10日、秋大祭・10月10日
 由緒:旧郷社で鬼無里村・元棚村の鎮守ですが、白鳳13年(685)天武天皇の遷都計画の際に、この地検分のため三野王が来村し、使節の拠点を東京として加茂神社を、対岸には西京として春日神社を、鬼門には白髯神社を鎮座させた、との伝承があります。
 安和2年(969)平維茂が戸隠山系荒倉山に棲む鬼女討伐のため祈願し、平家追討の際は木曽義仲がこの社で祈願したと言われています。

道路脇に建つ社号標 神社遠景
神社入口 入口の社号標
「重要文化財 白髯神社」
入口の建立年代不明の招き狛犬
阿吽の位置が反対で、阿は子狛を連れ、吽は玉を持っています。苔の生えた無骨な体つきですが、青い目で瞳が付けられています。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿内の様子
社額「郷社 白髯神社」

本殿鞘堂入り口 本殿(境内案内写真転載)
神殿狛犬も居るようですね。
境内社 神楽殿