米澤神社

松本市寿北5(平成17年5月14日)

この神社は中山山麓西側に鎮座する神社です。かなりの坂道を上がった所に有り、すぐ傍には故郷創生資金ででも造ったのか、綺麗な市所有の建築物やミニゴルフ場がありました。神社そのものはかなり参道が長く、広葉樹や赤松、杉などの樹木が鬱蒼と茂る中を歩いていくと、境内に上がる階段の下に、弘化三年(1846)生まれの狛犬がいました。この狛犬は横向きに置かれ阿吽は左右反対の位置にいます。本来は縦方向に置き、阿は右に、吽は左に置くべきなのではないでしょうか?それにしてもこの阿の玉を抱えた構図は絶妙なバランスで保たれ、よく今まで壊れなかったものだと感心させられます。由緒などは下記写真でどうぞ。

神社入り口の両部鳥居

かなり長い参道です

弘化3年(1846)8月吉日建立の丸顔で上品な狛犬
左の阿。この前足一本でよく今まで保っていたものだと感心させられます。
かなり前傾姿勢で盛り上がりを見せながらも尻尾は背中に張り付いています。

右の吽。こちらは右前足で玉を押さえるスタイルです。
耳をピタッと伏せてシンプルな流れの鬣をしています。

まだ新しい拝殿

磐坐かと思っていたらお手水でした

         本殿二棟。
向かって右側の社殿は猿田彦命、左の社殿は大己貴命をお祀りしています。

境内の句碑

青面金剛と庚申様

狛犬の拡大写真はこちらでどうぞ