四柱神社

松本市大手3(平成17年5月15日)

この神社は松本駅よりあがたの森通りを行き深志2丁目交差点を左折、女鳥羽川の千歳橋を渡ると右側に鳥居が見えます。地元では「しんとう(神道)さん」と呼び親しまれているこの神社は、明治7年2月長野県がまだ筑摩県だったころに神道興隆のために設けられた中教院が前身で、その院内に祭神4柱を祀ったのが創祀といわれ、 明治12年10月1日、四柱神社と改称して現在地に鎮座しました。御祭神は天之御中主神。、高御産霊神、神御産霊神、天照大御神の四柱で初宮詣、安産守護、縁結び、病気平癒、厄除開運、交通安全、家内安全、商売繁盛等々の御神徳があるそうです。明治13年6月には明治天皇のご巡幸の行在所となったこともあるそうです。(四柱神社HPより抜粋)
二人で参拝を済ませふと拝殿内を見ると奥のほうに何やら黒い塊が見えました。目の良い私がじっと目を凝らして見ると神殿狛犬では有りませんか。でも表からでは遠すぎてとても撮影できる状態ではありません。意を決して社務所にお願いするとお忙しい中撮影を許可してくださり、拝殿内に入る事が出来ました。残念なことに昭和生まれの神殿狛犬さんでしたが知的で物静かな中々の美形さんでした。お世話になった禰宜様たち、その折は大変ありがとうございました。

(大正13年4月建立)

(昭和9年8月1日奉納)

(昭和32年10月1日建立)

女鳥羽川の対岸から見た四柱神社の大鳥居

写真手前に見える
何気ない橋が御幸橋です。

立派な拝殿。この日もたくさんの方が
参拝していらっしゃいました。

拝殿内部の様子

拝殿前の狛犬さん達。少し俯き加減で賢そうな子達です。惜しむらくは阿の前に立ちはだかる案内板で、これを左右どちらかにもう少し動かしていただけたら、狛犬が良く見えるのに・・・。

この子達が神社側のご好意で間近に見られた神殿狛犬ちゃんです。中々良い面構えでしょう?古からの神殿狛犬のお約束事をきちんと踏襲しています。

拝殿の彫刻。上段・鳳凰、下段・麒麟。精緻に良く彫れています。

境内社・招魂社入り口

招魂社社殿

招魂社のしょうわ狛犬

境内社・恵比寿神社。昭和27年出雲大社・美保神社より勧請されました。

旧松本市内出身の西南の役以降の戦没者、1351柱の英霊を祀る境内の招魂社

本殿正面

境内社・恵比寿神社本殿