若宮八幡神社

松本市筑摩三才(平成17年5月14日)

この神社はあがたの森から県道63号線で筑摩橋を渡り、筑摩交差点を右折、最初の信号を左折、すぐにもう一度右折して100m程の右手に公園と住宅に挟まれた形で鎮座しています。ちょうどこの日は例祭で何事かと思うほど親子連れでひしめいていました。そんな中、親切な氏子の方が、一生懸命本殿の説明をしてくださる姿が、今でも鮮明に思い出されます。その方のお話では、「ここの本殿はもと松本城本丸の大堀の島に祀られた松本城鎮守・若宮八幡社の社殿でしたが、1670年に現在地に移築され、室町後期の社殿は見た目は簡素ですが、全国的に見ても類例が少ないので、大変貴重なものなんですよ・・。」と誇らしげに何回もおっしゃっていました。自分の氏神様を誇りに思い、大切に保存管理なさっているこういう方達がいるからこそ、まだまだ日本の神社が健在でいられることを実感しました。

神社全景と入り口の両部鳥居

拝殿、写真に写っている方が
説明をしてくださった方です。

本殿。出張してきた神主さんも
時間が押し迫っているので大忙しです。

本殿とご神木