千鹿頭神社

松本市神田(平成17年5月14日)

この神社は松本の市街地から南東に外れた、もうすぐ丘陵地に入るという千鹿頭公園内・千鹿頭山頂に鎮座しています。由緒によると創建は不詳ですが、言い伝えでは延暦年間といわれています。不思議な事にこの神社は本殿と拝殿が2棟ずつ建っていますが、これは江戸初期に北・東側の林郷を松本藩、南・西側の神田郷を諏訪藩に分かれさせられ、千鹿頭神社も二社になってしまった為だそうです。主祭神は千鹿頭神、合祀は林六郎公です。詳しくは写真でご覧ください。又ここには寛政7年(1795)の狛犬がいて喜び勇んで長い坂を登っていったのですが、狛犬は玉垣の後ろにペタッと貼り付けた様に置かれ、正面からはきちんと見ることも写真を撮ることも出来ず、何という考えなしで無造作な置き方をするのかと腹が立ちました。(狛犬自体はとても素朴で可愛い感じでよかったです)

(寛政7年(1795)7月建立)

表参道入り口

裏参道入り口

境内の様子、左が社務所。

ここにも御柱が立っています。

林郷・松本藩と神田郷・諏訪藩の両拝殿

楽しそうにくつろぐ良い狛犬ですが、置いてある場所がいけません.。
普通と阿吽の位置が反対です。もしかしたら昔は縦置きだったのかも知れません。

林郷・松本藩と神田郷・諏訪藩の両本殿

摂社・子安社

由緒、狛犬の拡大写真はこちらでどうぞ