松本市梓川梓北々条(平成17年5月15日)
由緒によると、この神社は現在は本神山の麓にありますが、かっては松本平を眼下に一望できる本神山頂に、梓川の水の恩恵をうける里々の守護神として、梓水大神を奉斎しました。その後、祭事や参拝者の便のために清浄な地を選び、神殿を造営して遷座し、さらに熱田大神・天照大神・八幡大神を合祀し現在の神社になりました。其の永き歴史を物語るかのように、境内には県の天然記念物指定・樹齢600年を越す大きなモミの木が聳え立っていました。本殿は1間社流造、柿葺屋根で重要文化財の指定を受けている室町時代の建築物です。又境内には百人一首の扁額や古い絵馬などが展示され、荘厳な拝殿内には赤と黒の珍奇?な狛犬と石製の小さな狛犬が一対ずつ、拝殿前には恐竜顔の狛犬が一対棲息しておりました。大宮という名に恥じず、広い社地と豊かな社叢を持ち、それに相応しい荘厳な社殿が建つ厳かな神社でした。
(大正11年4月建立)
神社入り口
素敵なお手水
入り口から見た神楽殿
県天然記念物の梓川のモミ
社殿側から見た神楽殿
境内の様子
恐竜顔のでっぷりした狛犬
荘厳な拝殿
柿葺屋根で重要文化財指定の本殿
拝殿内の世にも珍しい木製神殿狛犬。この狛犬を考えた人に脱帽!!
この子達も拝殿内に居ました。
阿吽の位置が反対で阿は宝珠、吽は円筒形の角付き。
絵馬ケースの上に掲げられた
百人一首の扁額
絵馬ケース