御射(みしゃ)神社春宮

松本市浅間温泉(平成17年5月15日)

この神社は松本の奥座敷・浅間温泉の最北に鎮座し、湯治客も参拝に訪れていました。古代には浅間社または浅間の宮といわれ三才山奥宮が「山の神」、浅間の宮を「田の神」とされ、以後三才山奥宮を「秋宮」、浅間の宮を「春宮」と呼ぶようになりました。御祭神は建御名方命、八坂刀売命、事代主命で「無事平安」「家運長久」「災害厄病排除」「商売繁盛」などを守護される神として崇敬されています。五穀豊穣と人々の安泰を願い10月3日に執り行われる伝説的な奉納祭「松明祭り」は、大小100本あまりの松明が夜の温泉街を練り歩き、勇ましい火炎太鼓が奉納され、一帯は炎と煙に包まれる。この煙に乗って、里の春宮に降りていた氏神様が奥の御射神社秋宮へと帰るといわれています。(JTBHPより抜粋)
三才山を背後に控えた参道には多くの道祖神が並び、狭い境内ながら背後の森が借景となり、幽玄たる雰囲気が漂う『ここなら神様も落ち着いて、心ゆくまで居られる事が出来そうな』神社でした。

(石工・白鳥 文次郎  大正13年2月建立)

     神社入り口。
もうここから良い雰囲気です。

階段上の拝殿

参道に並んでいる道祖神

境内から見た入り口方面

本殿を左右から。ここは雪囲いを
半分にして本殿を見せてくれています。

耳が立っているせいでしょうか。厳つく感じる狛犬。