長倉神社

北佐久郡軽井沢町大字長倉2283 (平成18年9月3日)(平成22年11月3日再訪)

 この神社は、しなの鉄道・中軽井沢駅の北約300m、国道18号線の北に長倉公園に隣接して鎮座しています。

 神社の案内には「延喜式内社 御祭神は誉田別命、息長足姫命、玉依姫命です。天長年間(824〜834)当地方開発の当初守護神として奉祭。以来長倉郷一帯の鎮守産土神として崇敬せらる。中世長倉神社八幡宮とも奉称せり。長倉の駅長倉の地と共に延喜式神明帳記載の神社なりといい伝う。」とあります。
 境内には教育委員会の案内があり「この神社の森は樹木の種類70余種が繁っており、なかでもブナノキ、アズサノキ等の巨樹が貴重です。」ともありました。
 この案内のとおり、境内には様々な樹木が茂り、清流が流れ、とても良い雰囲気でした。境内奥には芝居などで評判の沓掛時次郎の碑もあるそうです。
 この神社の西には浅間三宿の中央に位置する宿場町・沓掛宿がありましたが、ここは佐久開発帖に佐久最古の村落であると伝えられる古宿です。江戸時代になってからは隣接する軽井沢・追分の両宿場の繁栄には及ばなかったものの、草津・仁礼道の分岐宿として本陣1軒、脇本陣3軒、問屋2軒がありました。江戸に降嫁される皇女・和宮もこの宿場の本陣に泊り、水を汲まれたという井戸が現在も残っているそうです。

社頭
入口に立つ台輪鳥居 社号標
「延喜式内 長倉神社」
湯川に架かる朱の神橋
川では何が釣れるのでしょう、結構釣り人が糸を垂れていました。
参道の様子
もうすぐ上の境内です
妻入りの大きな拝殿
拝殿内に建立されている本殿
本殿彫刻類の拡大写真はこちらで
境内社・八坂神社 境内社・稲荷神社
末社 境内社・西宮神社
境内には土俵が… 姥神様?
出羽三山碑 沓掛時次郎の碑
豊かな鎮守の杜の中のご神木の数々
一体になっている長倉公園に流れる清流と滝、神池

(注:9月と11月の写真が混在しています)