飯玉神社

北佐久郡御代田町御代田(平成18年9月3日)

 この神社はしなの鉄道・御代田駅の南西約1.1kmに鎮座しています。深い鎮守の杜に守られた小高い丘の上に境内があり、拝殿本殿の他に、裏参道に沢山の末社、不動尊、二十三夜塔などが、かたまってお祀りしてありました。
 案内が無く創建などは分かりませんが、本社は伊勢崎市堀口町に鎮座する飯玉神社で、御祭神は普通は伊勢の外宮と同じ御祭神で、食物を司る神と云われている豊受比売命です。
 小高い丘の上に境内があると書きましたが、御代田町の居住区のほとんどは平原火砕流(1万6000年前)か追分火砕流(1108年8月末)でできていますが、ここは更に以前の塚原土石なだれ(2万3900年前)の流れ山だと思われ、平原火砕流台地の中に突出しているのです。因みに2万3900年前に崩れた浅間山の土砂(塚原土石なだれ)は、吾妻川と利根川を下って前橋まで達しています。今でも活動を続けている浅間山は、遥か悠久の昔から変わらぬ活動を続け、それ故、人々から畏怖の念をもたれ信仰の対象となったということなのでしょう。

神社入口 参道の一の鳥居
昭和17年生まれのしょうわ狛犬。戦時中のせいか厳つい顔つきをしています。
(昭和17年4月25日建立)
拝殿 拝殿から本殿正面を見る
本殿覆い屋 末社
末社三社 裏参道脇の鳥居
裏参道脇の不動尊、
八海山神社、御嶽山三柱大神等
裏参道脇の末社群
裏参道脇の不動尊、二十三夜塔など