神明社

北安曇郡白馬村大字神城三日市場 (令和3年8月6日)

東経137度51分50.35秒、北緯36度38分27.47秒に鎮座。

この神社は、JR大糸線・神城駅の南東2km程の辺り、三日市場の街外れ山沿いに鎮座しております。

御祭神 天照大神

由緒
神明社がいつこの地に鎮座されたかについては不明であるが、少なくとも鎌倉時代初頭には、千国の庄沢渡郷鎮護の神として祀られたものと考えられる。
社殿の造営奉祀は、保存されている棟札によった、三日市場に居館してこの地を支配していた、沢渡九八郎盛忠とその息牛乗父子によったものである。沢渡氏は仁科氏滅亡後は松本領主となった小笠原氏に属し、後主君の転封とともに各地に移った。
重文指定の社殿は簡素小規模なもので、自然石の土台に据えられているが、覆屋の中に納められていて外からは見ることができない。
なお、社殿後方の山は中世期仁科氏の支族であった沢渡氏が拠った大宮城跡(白馬村指定史跡)であり、山頂には曲輪や空濠など典型的な回字形の山城の遺構がある。また、神明社が鎮座する三日市場周辺は、縄文・弥生・古墳時代の遺蹟が多い。
境内由緒書き より。

参道入口

鳥居

境内

拝殿

本殿


末社