上宮外縣(かみのみやとがた)神社

上伊那郡中川村大草 (平成23年9月11日)

東経137度57分6.33秒、北緯35度38分15.74秒に鎮座。

この神社は、中川村役場の北700m程の辺り、山間に民家が点在する、そんな長閑な風景の中、文字通り静かに鎮座しております。拝殿の周囲には四本の御柱が立っており、額には「健御名方命」とあるので、諏訪大社よりの勧請と思われますが、由緒書きは無く詳細は不明です。

神社全景

神社入口

鳥居

随身門

随身の解説
上宮外縣神社の随身門の向って右の左大臣の胎内に墨書の銘があります。それには櫛磐間戸命であると書いてあります。「ににぎのみこと」が高天原から瑞穂の国へお降りになる時に従って来た櫛石窓神の事で御門を守る神であります。干時、寛政二庚戌の年の正月の大吉日に江戸の城佛工で日本で一流の祖と言われ東大寺大佛殿の仁王像を造った快慶から二十八代目の大佛工で法橋の尊号を受けた了慶を師匠として技を磨いた信南、飯田大横町大佛師、井出右兵衛運正から五代目の橘の祐正とその子の庭正が心をこめて製作したと記してあります。昭和四十九年甲寅の年の御柱祭に之を完全に補修して茲に安置し奉る。原文はこちら。

境内

拝殿

社額

拝殿内部

本殿覆屋

本殿


蚕玉様

駒形神社

神社入口の御神木

力石

絵馬

馬頭観世音菩薩