八幡神社

伊那市上牧(平成23年4月29日)

東経137度59分8.72秒、北緯35度51分5.67秒に鎮座。

 この神社は伊那北小学校野南西約600mの小丘上に鎮座しています。この日は例祭日かそれに近い日なのでしょうか、参道入口には幟旗が立てられ、参道や石段に御神燈が置かれて、神社としての風情を余計に醸し出していました。入口に立つ一の両部鳥居を潜ると、杉の社叢に囲まれた石段の途中に二の鳥居が立っています。境内に上がると左側に広場があり、石段から続く参道奥に拝殿、本殿の覆屋が建っています。丁度この日は拝殿の扉が開けられており、拝殿内に上がることが出来、市指定有形文化財の本殿を扉越しに拝見することが出来ました。本殿を建立した立川流の小口直四郎は、人物の彫刻が得意だったと言うことですが、本殿目貫彫刻は三人の人物像でした。
 その他、境内には蚕玉様や天満天神社が祀られています。

 御祭神は誉田別命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。けれど文政元年(1818)の棟札が残されているので、それ以前の創建とは思われます。

参道入口
社頭
入口に立つ一の両部鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子
石段参道
石段参道途中に立つ二の台輪鳥居
境内入口
境内の様子
拝殿
拝殿内の様子
本殿鞘堂と市指定有形文化財・本殿
二間社流造柿葺の本殿は文政元年(1818)の棟札があり、立川流の大工・小口直四郎により建立されました。
本殿目貫彫刻
境内社:天満天神宮

蚕玉様