五郎姫神社

伊那市高遠町長藤栗田7137(平成23年4月29日)

東経138度5分57秒、北緯35度53分25秒に鎮座。

 この神社は長藤郵便局と152号線を挟んで反対側の山腹に鎮座しており、152号線から鳥居は見えるのですが、入口は非常に分かりづらく、近くまで行かれたら土地の方にお聞きするのが賢明かと思われます。
 庚申塔が置かれている152号線脇にある参道入口から、しばらく一般道と兼用の参道を行くと、右手に幟旗を立てるポールのある所が神社参道の入口です。ここから北に約200m程進むと木製鳥居が見えてきます。ここには本殿の案内板もあり、やっと目的の神社に行き着いたことが分かり安心できました。ここから参道は直登の石段となりますが、途中に聳えているご神木の枝振りや表皮は迫力があります。
  境内に上がると正面に妻入りの拝殿と覆い屋内に本殿が建立されていますが、立体的な彫刻が多く施された一間社流造の本殿は迫力が有り、又、神殿狛犬は宝珠や角が付くふくよかな変わり種です。

 御祭神は宮簣姫命ですが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。

152号線沿いにある参道入口
入口脇に纏められた庚申塔
一般道と兼用の参道
道路脇に造られている神社のみの参道入口
参道の様子 参道脇の馬頭観音
社頭
木製鳥居
石段参道
石段参道脇に聳えるご神木
境内入口
境内の様子
拝殿
拝殿内の様子
本殿鞘堂
一間社流造柿葺の本殿
市指定文化財で天保11年(1840)、大工・白鳥弥四郎により建立されました。
本殿と彫刻類拡大写真はこちらで
本殿
(本殿案内板の写真転載)
本殿縁に居る嘉永元年生まれの神殿狛犬
この辺りでは見かけない狛犬ですが、何処の生まれでしょう?
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永元年(1848)8月吉日建立)
境内社 境内社
社地付近で見られた枝垂れ桜の大木