皇大神宮社

茅野市宮川安国寺(平成23年8月20日)

東経138度8分37.57秒、北緯35度59分8.56秒に鎮座。

 この神社は16号線・安国寺信号から西に入ると、約80mで道路左に鎮座しています。
 道沿いに安国禅寺の鐘楼門が建ち、その左にある玉垣や鳥居が立っている鬱蒼とした感じの森を抱いているのが、皇大神宮社です。神橋を渡り鳥居を潜ると正面に社殿が建立され、その後ろには杉の大木の間の基壇上に二石祠が祀られ、そのもっと右のブロック塀内に諏訪社との合祀神が祀られ、小さいながらも4本の御柱が立っています。

 御祭神:天照大御神
 祭礼日:嘗ては9月17日
 境内社:御鍬社、天満宮、諏訪明神、秋葉神、妙義神、三宝荒神、金毘羅神、北野天満宮、愛宕神、水劔神など
 由緒:江戸時代の諏訪藩主手元絵図には、この社は「鎮守」と記されている。安国寺村の産土神であったことをうかがわせ、祭神は天照大御神である。一書によれば諏訪明神・秋葉神・妙義神・三宝荒神・金毘羅神・北野天満宮・愛宕神・水劔神など諸神を合祀したとあるが、境内には御鍬社と天満宮の石祠があり、元禄16年(1703)の石燈籠二基が現存している。明治26年に拝殿が建設され、例祭は9月17日であった。10月1日の甘酒祭は村中を楽しませ、子供たちによる火祭の場所でもあったが、戦後しばらくして廃絶した。

社頭 右は安国禅寺の鐘楼門
神社入り口
神橋
入口に立つ明神鳥居
境内の様子
社殿
御鍬社と天満宮の石祠 諏訪明神・秋葉神・妙義神・三宝荒神・金毘羅神・北野天満宮・愛宕神・水劔神石祠
鎮守の杜 供養碑