大門神社

小県郡長和町大門 (令和2年8月9日)

この神社は、国道152号線と国道142号線との大和橋交差点より南に1.7km程の街外れに900m程離れて鎮座しております。

由緒
大門神社春宮は、字宮ノ上に鎮座し、祭神は建御名方神を斎き祀る。
同秋宮は、字岩井に鎮座し、祭神は建御名方刀美命、八坂刀売命、事代主命、神功皇后を斎き祀る。 この両社を合わせてひとつの「大門神社」と称する。
春宮秋宮ともに草創年月は詳ではないが、春宮の社伝によると、天正二年(西暦1574)諏訪下社よりの御分社といい、霊璽の薙鎌があったと伝えられたが現存しない。
承応の検地帳には、諏訪免の社領を有したとあり、いまから二百数十年前、寛保元年(西暦1741)奉納の鳥居の額に「諏訪社」と記されているから、その後において大門神社と改称されたのである。 昭和二十六年十一月、境内地(いまの大門基幹集落センターのある一角全域)は、宮ノ上区整備計画により字鍋窪に移し奉った。
古来、郷土の文化財である三頭獅子舞いがあるが、二十六年の移宮のときに奉納されたままその後は舞われていない。
秋宮は、建武二年(西暦1335)如月(2月)に鳥居再建の記録があり、御神像は鎌倉期の作と思われる狩衣姿で、諏訪の三射山の系統を伝えている。
「長和町の神社」 より。

春宮

秋宮