高根神社

安曇野市明科七貴7267(平成18年10月15日)

 この神社は七貴地区の85号線・穂高明科線と犀川に挟まれた地域に鎮座しています。二本の道路の分岐点に鎮座しているので、社地は三角形。右側にある入口の鳥居を潜ると階段は下がっていきます。そして右側が崖状の参道を行くと、左に大きな神楽殿。拝殿はその神楽殿の後にピタッとくっついた形で建てられており、参拝するのも横歩き。前面が開いているのだから、もう少し拝殿との間を開けてくれればいいのに…と不服を言ってしまいましたが、色々な事情があるのでしょう。どん詰まりには相の間と本殿覆い屋。ここのお薦めは何と言ってもご神木でしょう。ケヤキでしょうか、勢いがあり、根元近くに瘤々がついて異様な樹様ですが、それがかえって貫禄になっています。
 案内が無く創建は不明ですが、七貴地区の産土神社で、御祭神は味耜高彦根命です。この神は大国主神と宗像の三女神の多紀理姫との間の子神で、はじめ古代祭祀氏族の鴨氏が葛城の高鴨阿知須岐託彦根命神社で奉斎し、賀茂大神と呼ばれていました。それが雄略天皇が葛城山で狩りをした時に、天皇の怒りにふれて、四国の土佐に流され、土佐神社に祀られて後は土佐大神とも呼ばれました。

神社遠景 神社入口
神楽殿 拝殿
本殿覆い屋 境内社
左、天満天神社
右、稲荷社、王子社、秋葉社
ご神木  この子は誰、誰でしょね〜
神楽殿の屋根にいました。