安曇野市穂高有明古厩(平成18年10月14日)
この神社は穂高北小のすぐ北側に鎮座しています。入口鳥居には木の枝が覆い被さるように繁り、境内の周囲には杉のご神木が植樹され、所々に赤松の姿が見えます。落ち着いた拝殿と相の間、本殿は繋がった感じで建っていて、全体的に静かでこじんまりと纏まった神社でした。
旧村社で古厩の産土神社です。案内には「御祭神:日本武尊、味粗高彦根命。例祭:9月14日〜15日」とありますが、ここ安曇野地域の秋の例祭では、殆どが「お舟」と呼ばれる舟形の山車がでるようです。これは四方を山に囲まれた安曇野ですが、紀元550年頃に遙々九州から船に乗った安曇族の一団が、一説には鮭を追いつつ、糸魚川から姫川を上り、安曇野北西部に辿り着き、この辺りの山の傾斜地に定住したと言われており、その先祖の海洋民族としての記憶が祭りの形として残ったものではないかと推測しています。ここ大宮神社では14日の宵祭りにお船がでるそうです。
神社入口 | |
拝殿 | 本殿 |
境内社、左から 秋葉神社、有明山神社、皇大神宮、八王子社 |
境内の様子 |