小田多井八幡神社

安曇野市堀金三田道西(平成18年10月14日)

 この神社は大糸線・中萱駅の西北西約3km、314号線三田の信号から南に入って100m程に鎮座しています。
 神社の入口に鳥居はなく、この地域独特の幟旗立てのような赤い大きな鳥居型の金属でできた物が代行しているようです。ここにも境内中央に千度石が立ち、明るい境内奥には横広の拝殿、由緒のある本殿が建っています。
  「この本殿は穂高神社の建築様式を伝える最古のものとして、市指定重要文化財となっている。一間社流造りで、穂高神社の御遷宮のときの古殿を寛延3年(1750)2月、当時の小田多井村が金子四両で譲り受け、移築したものと知られている。元禄2年(1689)の建築で、虹梁や木鼻、頭貫といわれる特徴や垂木に反りがあることなど、原形をよくとどめている。」と教育委員会の案内にありました。
 ここには本殿の案内のみで、神社そのものの案内はなく、寛延3年(1750)移築時に創建されたものか、それ以前にすでに鎮座していたのか、不明です。御祭神は誉田別命、建御名方命、八坂刀売命と書かれています。

神社入口 境内中央に立つ「千度石」
横広の拝殿 拝殿内の様子
本殿 境内社左から
不動尊、三峯神社、琴比羅神社、
秋葉神社、八王子神社
境内裏に生えていたマムシ草
もう実になっています。