霞神社

西諸県郡高原町後川内1553(平成21年1月6日)

東経131度3分7.25秒、北緯31度55分7.92秒に鎮座。

 この神社は日向前田駅の北東約1.8km、霞ヶ丘の東に鎮座しています。414号線から日向前田駅に向かう道路の途中に神社入口があり、大きな明神鳥居を潜り車道の参道を行くと、神社の大駐車場があります。ここからは境内までが殆ど石段の参道となりますが、信仰心の篤い方達は物ともせずに境内を目指し登って行かれます。
 御神門を潜ると境内ですが、ここも大変混雑していて、ローソクや線香を買ってお参りする熱心な信者さんが多かったですね。本殿右脇に東門があり、ここから「三国名勝図会」に記載された神蛇祠や岩座、豊受神社・馬頭観音へと続く参道がありますが、ここも訪れる参拝者が多いのか、一方通行になっていました。

 御祭神:大巳貴命、少彦名命、保食命
 祭礼日:4月15日・春祭、8月1日・献灯祭、10月15日・秋祭
 境内社:豊受神社・馬頭観音等
 由緒:「霞」とは、修験道の綱張りを意味する言葉であることから、かつて、霧島六所権現参りを行う前に、修験者たちが詣で、白蛇様の棲息する山頂岩座を依代にして、修行の無事と世の安泰を祈願したといいます。古来より、農業、畜産、疾病、縁結、開運の神様として霊験著しく旧藩時代領主・島津家の信仰篤く、度々鹿児島より神司を遣わし祭祀を執り行ったと記録に残っています。
 丘の東面、社殿後方岩巌縫隙に白蛇が棲息しており、これは霧島六所権現の使神と称され、これを神と崇め別に奥の院を設け、この白蛇を拝した者は幸福になるといわれています。 

参道入口 一の明神鳥居 参道の様子
駐車場からの参道入口 二の明神鳥居 参道入口の石段
参道途中からの境内遠景



「三国名勝図会」はこちらで

最初の石段を上がると
左手には土産物屋が並んでいます。
まだまだ参道は続きます
石段左には沢山の燈籠が
建ち並んでいます。
三の朱の鳥居が見えたら
境内はもうすぐです。

御神門
神橋と境内入口
境内入口左右に祀られる境内社二社
焼香殿
拝殿
拝殿内の様子

本殿
奥の院・神蛇祠への入口 鳥居 田中澄江歌碑
地蔵尊
奥の院・神蛇祠と岩座
「霞」とは、修験道の綱張りを意味する言葉で、かつて、霧島六所権現参りを行う前に、修験者たちが詣で、白蛇様の棲息する山頂岩座を依代にして、修行の無事と世の安泰を祈願ったといいます。
太古の昔より、山頂岩座に棲息するこの白蛇様は、現在もなお、遠近を問わず、多くの参詣人の心を惹きつけてやまないようです。運が良いと白蛇様のお姿を拝することが出来ますが、そんなときは大変幸運だと喜び勇んで帰られるそうです。
奥の院・神蛇祠
境内社:豊受神社・馬頭観音