曹子神社

日南市西弁分(平成21年1月5日)

東経131度22分26.79秒、北緯31度35分32.87秒に鎮座。

この神社は、日南市役所の南西700m程の辺り、市街地、外れの小高い丘の上に鎮座しております。道路脇にある参道の石段を登って行くと市街地の神社ではありますが、結構大きな木が社殿を囲むように生えており、心静かに参拝出来ます。

祭神:襲武媛命(そのたりひめのみこと)・国凝別皇子(くにこりわけみこ)・国乳別皇子(くにちわけのみこ)・小確命(おうすのみこと)
例祭日 11月19日
・社殿:本殿(流造) 7.5坪・拝殿(流造)18.1坪・境内坪数280坪
創立年月日:永正三年(1506)三月四日
由諸沿革
景行天皇の御代に熊襲が反いたため、天皇が親征され日向に六年おられたことが「日本書紀」に記されているが、社伝によると、皇妃襲武媛命はお伴をされて内助の功をたてられた。皇妃並びにニ皇子を祭神とする雑司権現は棟札によると、後柏原天皇の永正三年三月建立され、西弁分後河内山下にあった。
同じく西弁分後谷堂山にあった荻原権現とニ社とも安政六年(1859)現在地に遷座合祀したという。
安産、子育ての神として、また開発の神として近郷近在の住民の尊崇が篤い。曹子とは部屋住みの貴族の子弟の意味だが「日本書紀」によると襲武媛の子は、国乳別皇子、国背別皇子、豊戸別皇子、三人で国凝別皇子は高田媛との間の武国凝別皇子かと見られる。小確命は稲日太郎姫との間の第ニ子で日本武尊の別名である。「日向地誌」でニ社の合祀を明治5年としている。
境内由緒書より。

神社入り口

参道と一の鳥居に掛かる額

踊り場の手水舎と更に続く石段

拝殿

拝殿にお住まいの狛犬。拡大写真はこちら。

本殿

境内の御神木