青島神社

宮崎市青島2-13-1(平成21年1月5日)

東経131度28分38.18秒、北緯31度48分4.03秒に鎮座。

この神社は、日南線・青島駅の北東1kmm程の辺りに鎮座しております。近くには青島温泉や青島海水浴場等があり、我々には珍しいほどの観光地であります。

御祭神:天津日高彦火火出見命・豊玉姫命・塩筒大神
御由緒
彦火火出見命が海宮からお帰りのときの御住居の跡として三神をお祀りしたと伝えられている。始めてお祀りした年代ははっきりしていないが、日向土産という国司巡視記に嵯峨天皇の御宇奉崇青島大明神と書いてあったといわれる文亀以後は藩主伊藤家の崇敬が厚く御社殿の改築や境内の保護に万全を尽され、明治以後は国内絶無の熱帯植物繁茂の境内を訪ねる人が多く、縁結び、安産、航海、交通安全の神として、益々神威が輝くようになった。
御境内
全島神社所有地
昔から霊地として一般の入島は許されず藩の島奉行と神職だけが常に入島し一般は旧三月十六日島開祭から島止祭(同月末日)まで入島を許されていたが元文二年当時の宮司長友肥後が一般の参拝者にも入島を許されるれるよう藩主にお願いして許可され以後入島が自由になった。
昔から聖域として保護されたので植物、岩石が自然のままに残り大正十年三月植物が、昭和九年五月岩石が天然記念物に指定され国の保護を受けることになったのである。
境内由緒書より。全文はこちら。

流石観光地です。参道の両側は土産物屋です。

由緒書にあるように島全体が神社です。と言うより島そのもが神であったのかも知れません。

参道に立つ燈籠

社号標と一の鳥居

神社入り口

神社入り口を護る昭和の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和49年(1974)12月15日建立)

神門

拝殿

僅かに伺える本殿?

元宮

常若の霊木ビロウ樹にかこまれるように鎮座する元宮は、ちょうど青島の中央に位置する。
この地は悠久の昔、古代祭祀に使われたとされる勾玉・土器・獣骨・貝殻等が多数出土しており、古代祭祀跡地に大元の社殿が在った事から、しの御霊の安寧を祈り「元宮」が再建された。古くから病気平癒や婦人病に霊験あらたかとされ、元宮に髪を結び帰るという信仰があった。
大正天皇のお成り以降、多くの御皇族に御参拝戴き、現在でも参詣が絶えることは無い。
元宮は古代信仰の聖地としてその面影を今に残し、訪れる人すべてに安らぎを与えている。

参道 元宮

元宮前の狛犬。拡大写真はこちら。

(平成19年(2007)8月吉日建立)

御霊木の夫婦蒲葵

皆さん熱心に紙縒りを結んでいました。

投瓦所

海積神社
御祭神
豊玉彦命(とよたまひこのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
石神社(いそじんじゃ)
御祭神
彦火瓊瓊杵命(ひこほのににぎのみこと)
木花咲屋姫命(このはなさくやひめのみこと)
磐長姫命(いわながひめのみこと)

青島神社氏子神徒の祖霊並びに氏子戦病死者の霊を祭る、御祖神社(みおやじんじゃ)。

残念乍ら、引き潮でなかったので一面に岩襞が見られないが、鬼の洗濯板と呼ばれる、波状岩。砂岩泥岩互層が浸食によって形成された鋸歯状の海岸地形なのだが、この景色を見て洗濯板を想像する世代も、もう少ないのではないでしょうか。