山田神社

都城市山田町山田7506(平成21年1月6日)

東経131度1分58.27秒、北緯31度49分22.09秒に鎮座。

 この神社は瀬之口公民館の北の小さな丘の上に鎮座しています。遠目にはこんもりとした杉の木が主体の小さな丘があり、入口鳥居の反対側には「光」の文字が浮かび出る中が煤けた竹筒があり、又、石段の両脇にもずっと竹筒が置いてあるので「お正月には夜間の祭礼か参拝の習慣があるのかしら?」と夫と話しながらの参拝となりました。
 又、山田町は「案山子の町」だそうですが、鳥居の傍には「おかめさんと狐面」境内入口には「微酔い気分の叔父さん」案山子が置いてあり、参拝途中で思わず吹き出してしまいました。
 境内はそれほど広くはありませんが正面には唐破風付きの拝殿、平入りの本殿が建ち、境内社なども数社祀られ、楽しく且つ気持ちの良い参拝が出来る神社でした。

 御祭神:瓊々杵尊、木花開耶姫、彦火火出見尊、豊玉姫、鵜葺屋葺不合命、玉依姫、月夜見命、上筒男命、中筒男命、底筒男命
 境内社:稲荷神社他
 由緒:その創建は不明ですが、元弘2年(1332)に奉献されたという手水鉢の記録があり、その歴史の古さをうかがわせています。社宝として伝わる「華」の字の掛け軸は、文禄年間(1592〜96)に左大臣近衛信尹が豊臣秀吉の怒りをかってに薩摩国坊津へ流される際、山田神社に投宿、衣の袖を落として奉納したものと言われています。
 かって霧島六所権現の他に権現二社があり、その1つとして山田の宗廟・安永華舞六所権現として、領主や領民の篤い信仰を受けてきました。

神社遠景
入口の明神鳥居 入口と道路を挟んで建てられた
「光」の文字が浮かび出る竹筒
入口に立っている「おかめさんと狐面」の案山子
石段の参道 境内入口
石段途中右側に祀られる
境内社
石段途中左側に祀られる
境内社
左側境内社前の碑
「花舞神前不夜燈」
境内入口に立つ「微酔い気分の叔父さん」の様な案山子
拝殿 拝殿向拝彫刻・鷹
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿
宝物庫? 境内社:稲荷神社
ご神木 絵馬