科長(しなが)神社

都城市上水流町1189(平成21年1月16日)

東経131度06分06.49秒、北緯31度48分11.22秒に鎮座。

【狛犬情報・かぐらさんから戴きました】
 神社そのものは古いのですが狛犬は最近寄贈されたようで新しくぴかぴかでした。
 表情が柔らかく、可愛らしいです。

 この社の御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
 江戸時代末期から毎年7月29日には六月灯が行われ、市無形民俗文化財の「からくり花火」が奉納されます。からくり花火は、神社内の木々に張り巡らされた縄を、火薬の詰まった竹筒が噴射により火の粉を降らせながら行き交う手作りの花火で、大きな爆発音とともに縄から縄へ竹筒が走る様は一見の価値がありそうです。
 同名社で有名なのは、大阪府南河内郡太子町にある風の神:級長津彦命・級長津姫命を主祭神とした式内社・科長神社ですが、この社はそこから分霊勧請されたのでしょうか?

この狛犬は昭和の後半に全盛期を迎えた岡崎現代型が飽きられ、地方色や個性が求められ始めた平成に建立された物ではないかと考えられます。かぐらさんも感じられたように、少しひょうきんな感じで、表情が柔らかく、可愛らしい狛犬です。