熊野神社

都城市山田町山田下是位川内(平成21年1月6日)

東経131度0分26.08秒、北緯31度48分57.94秒に鎮座。

 この神社は山田町山田の下是位川内と上是位川内の境界付近に鎮座しています。遠くから杉の大木が見えその中に白壁に赤い柱の社殿が見えます。
 入口には山田町教育委員会の「神社案内」板と「史跡熊野神社」と書かれた杭が立っています。木製の明神鳥居を潜ると後は石段の参道で、石段両脇には杉の巨木が聳えています。境内は小さく拝殿・本殿が建つのみでした。

 御祭神:熊野坐神、熊野速玉大神、熊野夫須美大神、天照大神、豊受大神、伊弉諾尊、伊弉冉尊
 由緒:この社の創建は不詳ですが、岩切近江守が下向の祭、熊野三社権現を勧請したと伝わります。
 是位川内の宗廟として崇敬されていましたが、元亀年間(1570〜73)兵火に罹り造営できずに小祠を建てて祀っていました。
 慶長年間(1598〜1615)しばしば疫病が起こったので、社司安田権守、修験者鬼塚池之坊に頼議し、天照大神、豊受大神、伊弉諾尊、伊弉冉尊の四神を合祀、のち、七俣の荒嶽三所権現を合祀しました。

神社遠景
参道入口 社号標
石段の参道 境内入口
拝殿
拝殿内の様子 本殿鞘堂
社殿全景