太平(たいへい)神社

白石市大平中目太平山12 (平成26年8月3日)

東経140度36分53.81秒、北緯37度58分47.42秒に鎮座。

この神社は、東北新幹線・白石蔵王駅の南西3km程の辺り、東北自動車道と国道四号の間にある小さな山の頂に鎮座しております。

太平神社の祭神は葦原中国を平定した建御雷之男神で五穀豊穣・家内安全の神とあして古来から信仰を集めてきました。
参道の石段は270段余あり、神社は流造りで間口3間・奥行2間の造りとなっています。雷社外大平各地区の9社を合祀しております。
雷は「神鳴り」のことであり、神という文字は雷がものを震わせる音を表す申の字を含んでいます。注連縄や御幣につけられている紙垂は雷の稲光をかたどったものといわれています。
太平神社のあるこの丘は標高94mほどあり、仙台古城記の中に刈田17ヶ城の一つと記されており、東街道の軍事上の要所でもありました。
文治5年(1189)源頼朝の平泉征伐の際には、藤原泰衡の居舘だったと伝えられ、泰衡の音読み「たいへい」が大平になったといわれています。その後頼朝の御家人結城七郎朝光居城となり、戦国時代には家臣中目日向の居城となった所です。
境内由緒書き より。

御祭神 大雷神

由緒
本社の創祀年月は明らかでない。明治5年8月、村社に列格。同42年7月大字坂谷字山王の日吉神社をはじめ、八幡(大字森合字観音山)、久須師(大字坂谷字堂伝前)、琴平(大字森合字権現山)、天神(大字森合字坂下前)、熊野(大字森合字熊野堂)、神明(大字森合字神明山)、雷神(大字森合字原)、琴平(大字森合字赤木山)の9社を合祀した。
宮城県神社庁公式サイト より。

参道入口

鳥居と神額

参道

拝殿

神額

本殿覆屋


石祠

石祠