舞台八幡神社
仙台市太白区長町4(平成19年7月21日)
この神社はJR東北本線・長町駅の北北西約550mに鎮座しています。元々この地は蛸薬師堂が祀られていたそうですが、現在も仲良く社地を二分して向かって右側に「蛸薬師如来堂」、左側に「舞台八幡神社」の社殿が建立されていました。
御祭神:足仲彦尊、気長足姫尊、誉田別尊、武内宿禰
例祭日:5月2・3日
境内社:比良岐大明神
由緒:「舞台八幡神社」は、天喜4年(1057)に陸奥国で乱が起こり、その鎮圧のため陸奥守鎮守府将軍・源頼義が勅命を受け、河内国平岡(枚岡、現在の東大阪市内)の平岡八幡宮を勧請し、奥州名取郡舞台の地に八幡大神を奉斎したのが始まりとされています。その所在地を平岡村とし、ここを本営として武運長久の祈願をし、成就の曉に本社を造営し平岡村舞台八幡宮とし崇敬しました。
永禄2年(1560)に、北目城主粟野氏が再興し、明治5年(1872)に村社となりました。その後二度焼失した八幡宮は、明治23年(1888)長町西浦の蛸薬師堂境内に再建され、昭和14年には照研稲荷神社の社殿などの寄進があり、本殿を奉遷し両神社を合祀し、拝殿を造営しました。
「蛸薬師」は創建は不詳ですが、昔この一帯は海で、ご本尊は蛸が薬師瑠璃光如来像に付着して漂着したものと言い伝えられ、以来この像は「蛸薬師」と呼ばれているのだそうで、イボ取り薬師ともいわれ、イボ取りの願掛けの絵馬が掛けられてあります。又、舞台八幡神社は舞台成功の祈願成就に御利益があるといわれています。
神社入口 |
社号標
「舞台八幡神社」
「蛸薬師如来」 |
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松尾神社碑 |
境内の様子 |
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舞台八幡神社拝殿 |
舞台八幡神社本殿 |
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舞台八幡神社拝殿に架かる額
「舞台八幡神社」「照研稲荷神社」 |
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蛸薬師如来堂 |
比良岐大明神 |
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