宇那禰(うなね)神社

仙台市青葉区芋沢明神14-1 (平成19年7月23日)

東経140度46分34.27秒、北緯38度17分54.20秒に鎮座。

この神社は東北自動車道・仙台宮城ICをでて国道48号線で西に向かい、2個目の信号で320号線に入り落合の信号で右折。交番前を左折し北に向かい、大沢小の辺りで左の一般道にはいると600m程で右側に駐車場への入口があります。表参道入口はこの手前の角を右折するのですが、お車の方は此方からはいると良いでしょう。神社入口から続く参道は広葉樹の気持ちの良い道で、木々の間に石碑が散在しています。杉の大木が見えてくるとその後に長床が建ち、境内へと誘われます。境内には樹齢300年以上の杉や檜の大木の他に沢山の木々がそびえ立ち、とても良い雰囲気で、落ち着いた気分になれます。正面には片拝殿付きの拝殿、覆い屋の中に本殿が建ち、境内社や鐘楼も見えます。又、左手の神池には綺麗な蓮の花も咲いていました。長床前には今回見てきた中ではパンチパーマ狛犬の最長老が居ます。

御祭神:桓武天皇、配祀:天照皇大神・月夜見尊・軻遇土命・雷神・素盞嗚尊・菅原道真公
例祭日:1月1日・元旦祭、1月14日・どんと祭、5月3日・春季例祭 神輿渡御、9月19日・( 旧 暦 ) 秋季例祭
由緒:創祀年代は不詳ですが、「安永風土記」によると、室町時代から続く古社です。国文氏の重臣郷六大膳孫九郎宗治の氏神として尊祟され、慶長14年(1609)に芋沢明神に遷座しました。現存する棟札は、福徳元年(1490)以来、天文5年(1536)・永禄5年(1562)及び天保2年(1645)・元禄5年・享保15年の藩政時代のものまで6枚あります。現在の本殿は江戸時代初期から中期に建てられたと考えられ、一間社流造、こけら葺で、前面に向拝が付き、浜床(はまゆか 神社などの向拝の階段下にある縁または床)を有しています。

社号標二基 神社入口
 
参道の様子 長床(割拝殿)
参道脇に並ぶ石碑
馬頭観世音 南無阿弥陀仏
湯殿山 三十三観世音
仏像 巳待供養
寛延元年(1748)生まれのパンチパーマはじめタイプ狛犬。
今回見てきた中ではパンチパーマ狛犬の最長老です。阿吽共に角付きで、口蓋が猫のように中央で割れています。小顔のせいか、前方からは首長竜のように身体と頭が離れて見えます。縦置きですが、この子達は阿吽が標準位置に居ます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(寛延元年(1748)9月10日建立)
社殿
片拝殿付きの拝殿 本殿と覆い屋
境内社・熊野神社 境内社・松尾神社
境内社・熊野神社前の建立年代不明の狛犬
この子達も縦置きですが、阿吽が標準位置に居ます。双方角付きで、阿は面長、吽は顎の張った潰れ気味の顔つきをしています。ミミズがのたうち回っているような鬣や、尾の先が3つの瘤のようになり背に張り付いているのが変わっています。天真爛漫な感じが可愛い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
市指定樹、樹齢370年のご神木・大杉 庚申塔
天照皇大神宮
鐘楼 天照皇大神宮
神池には綺麗な蓮の花が咲いていました。 羽黒山 湯殿山 月山碑
駐車場への入口の社号標と鳥居