護国神社

仙台市青葉区川内1(平成19年7月23日)

 この神社は青葉城内に鎮座しています。青葉城は慶長年間(1601)に伊達政宗が築造した連郭式平山城で、「五城楼」の別称があります。廃藩置県・廃城令までの約270年に渡り、伊達氏代々の居城で、仙台藩の政庁でした。現在は国指定史跡となっています。

 御祭神として明治維新以降の宮城県関係の国事殉難者・56091柱をお祀りしています。招魂社を建立したのが起源で、昭和14 年(1939)内務大臣指定護国神社として、宮城県護国神社と改称しましたが、昭和20年の戦災で社殿が焼失し、秋保町の秋保神社仮宮へ奉遷されました。また、戦後一時は境内地は国に没収され、占領軍により存続も危うい状態となり、宮城神社と改称しましたが、講和条約の発効で宮城県護国神社に復称しました。その後、昭和28年から伊勢神宮別宮・風宮の旧正殿を移築、昭和33年里宮より正遷座祭を行いました。
 例祭は、春が4月30日〜5月1日・秋が10月23日。

社号標 神社入口と大鳥居
建立年代不明の招魂社系狛犬
堂々と力強く、長く立ち上がった鬣が特徴です。
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境内入口 入口左のおみくじケース
前に立つと楽が流れ、
獅子舞を踊り始めます。
境内入口の年代不明の招魂社系狛犬
小顔で逞しく、古い時代の木彫神殿狛犬を見ているようです。
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華麗で立派な拝殿
拝殿内の様子

木々の間から微かに垣間見える本殿の屋根 拝殿右脇の磐座?
別宮・浦安宮社号標 別宮・浦安宮入口
別宮・浦安宮の二社殿
伊達政宗公絵馬 青葉城趾の一画